【保存版】ビジネスシーンで知っておきたいアクロニム100選
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【保存版】ビジネスシーンで知っておきたいアクロニム100選

【保存版】ビジネスシーンで知っておきたいアクロニム100選

ビジネスシーンで知っておきたいアクロニム100選

あなたはすばらしい商品、画期的なサービスを武器に、海外進出を図ろうとしています。成功するために身に付けておくべきスキルがあるとしたら、それは何でしょうか。英語力?もちろん、ビジネスの共通言語である英語は大事です。しかし、今回のお話は、英語の中でもさらにニッチなスキル。これがわからないと、コミュニケーションが虫食い状態になってしまいます。わかりましたか?正解は、アクロニム(Acronym:略語・頭字語)です。

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「アクロニム」。「頭字語」。ちょっと聴きなれない言葉かもしれません。日本語にもある「略語」で検索すると 1,130 万件がヒットするのに対し、「頭字語」はたったの 14 万件、「アクロニム」に至っては、 1 3,600 件。驚きの知られていなさっぷり、知られていないにも程があります。ところが、このアクロニム、欧米ではビジネスシーンで過剰なまでに使われているのが現状。ミスコミュニケーションによるトラブルを防ぐには、アクロニムの知識はなくてはならないビジネススキルと言えるでしょう。

 

日本語の略語と英語のアクロニムの違い

日本語における略語と、英語のアクロニムの違いは、その圧倒的な情報量の違いにあります。たとえば、「国際連合」。日本語では「国連」と略しますね。なんとなく「国」と「連」の 2 文字だけでも、「国が連れ立って何かしてる」イメージがわいてきます。英語ではどうでしょう。「United Nations」は「UN」と略します。

「UN」が「United Nations」であることはよく知られていることと思いますが、これは「U」と「N」の文字そのものからわかることではなく、過去の知識から導き出されるものです。知らなければ、ただの「アン」か「ウン」です。また、Acronym Finder によれば、なんと「UN」は「United Nations(国連)」であると同時に、「User Name(ユーザー名)」、「University of Nebraska(ネブラスカ大学)」、「Uranium Nitride(窒化ウラン)」、「Ulnar Nerve(尺骨神経)」でもあるのです。

というわけで、英語のアクロニムは文字から意味を推測するのが難しく、知ったかぶりのリスクは甚大です。外国人とのコミュニケーションで見慣れないアルファベットが登場したら、臆することなく説明を求めましょう。そして、以下のリストにも事前に目を通しておいてください。

 

ビジネスシーンで知っておきたいアクロニム100選 (Ver. 1.0)

A

 
AM Account Manager。「法人営業」を意味するアカウントマネージャーのこと。
AP Accounts Payable。「買掛、仕入債務」を意味する一般会計用語。
APAC Asia-Pacific。「アジア太平洋地域」のこと。日本語では「アジパシ」と略されることもある。
API Application Programming Interface。コンピュータプログラムの機能を、外部のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式を定めた仕様のこと。
AR Accounts Receivable。「売掛」を意味する一般会計用語。
ASAP As Soon As Possible。なるはや、至急の意味で、可及的速やかに対応してもらいたいときに使う。
ASP Application Service Provider。インターネットを介してアプリケーションを提供する事業者のこと。提供されるアプリケーションそのものも指す。その意味で、SaaS と同じ。

B

 
B2B Business to Business。「企業間取引」。メーカーと卸売、または卸売と小売など、企業間で行われる商取引のこと。
B2C Business to Customer。「企業対消費者間取引」。
B2G Business to Government。「企業対政府間取引」。
BEP Break Even Point。「損益分岐点」
BiDi BiDirectional。「双方向テキスト、双方向言語」のこと。アラビア語やペルシャ語のように、基本は右から左(RTL)に読むが、数字やアルファベット表記された単語だけは左から右(LTR)に読むという言語特性。
BR Bounce Rate。「直帰率」のこと。Web サイト訪問者のうち、最初の1ページだけ見てすぐに別のサイトへ移動してしまった人の割合。
BRB Be Right Back。「すぐに戻る」の意味。チャットで中座する際に使用。
BTW By The Way。「ところで」と話題を変えるときに使用。チャットやメールでよく使われる。
BU Business Unit。課や部、本部といった事業単位のこと。「部(ぶ)」をローマ字表記しているわけではない。

C

 
CAC Customer Acquisition Cost。「顧客獲得コスト」。COCACost Of Customer Acquisition)とも言う。
CAT Computer-Assisted Translation。「コンピューター支援翻訳」。翻訳メモリなどのツールを活用して効率化された翻訳プロセスのこと。
CCJK

Chinese, Japanese, Korean。「中国語・日本語・韓国語」を総称した表記。C 2 つある場合はそれぞれ簡体字中国語、繁体字中国語のこと。

CEM Customer Experience Management。好ましいカスタマーエクスペリエンス(顧客体験)を創造するための顧客志向の戦略のこと。
CPC Cost Per Click。「1 クリックあたりの広告コスト」。ネット広告の掲載料金の単位の 1 つ。
CPL Cost Per Lead。「見込み客獲得単価」。1 件のリードを獲得するためにかかった費用のこと。
CRM Customer Relationship Management。「顧客関係管理」。顧客満足度を高めてビジネスを成功に導くための手法。
CSAT Customer Satisfaction。「顧客満足度」。日本では「CS」と略すのが一般的だが、海外では「CSAT」とする場合が多い。
CSR Corporate Social Responsibility。「企業の社会的責任」。企業が倫理的観点から事業活動を通じて社会に貢献する責任のこと。
CTA Call To Action。「行動喚起」。サイトで訪問者を、とってもらいたい行動へと誘導するボタンやリンクを指す。
CTR Click-Through Rate。「クリック率」。広告が表示された際のクリックされる割合を示す。
CVR Conversion Rate。「コンバージョン率」。Web サイトを訪れたユーザーのうち実際に商取引に至ったユーザーの割合を示す。
CX Customer Experience。「顧客体験」。商品やサービスの購入、利用、サポートまでの体験を通じて顧客が感じる価値のこと。

D

 
DAU Daily Average Users。ある 1 日の間に 1 回でも利用や活動のあった利用者の数を示す。
DTP Desktop Publishing。日本でもおなじみのDTPDThis Please(これをやってください)の略として使われることもあるので注意が必要。

E

 
EOB End Of Business。業務終了時間、営業時間の終わりのこと。COBClose Of Business)とも言う。「営業時間終了までに」は “by EOB” となる。
EOD End Of Day今日の終わり。End ODiscussion(これ以上議論することは何もない)、Elements OData(データ要素)の可能性もある。
ETA Estimated Time of Arrival。「到着予定時刻、入港予定日」。

F

 
FB Feedback。「フィードバック、反応、意見」、または Facebook の略。
FIFO First In, First Out。「先入れ先出し」。最初に入れたものを最初に取り出す(古いものから処理する)方式のこと。
FIGS French, Italian, German, Spanish。「フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語」を総称した表記。
FPO For Positioning Only。「アタリ」を意味する。レイアウト上で、グラフィックの位置や大きさを表す枠または低解像度の仮画像の上に「FPO」と記載する。
FYI For Your Information。「ご参考までに」。

G

 
G11N Globalization「グローバル化」。G と N の間に 11 文字あることに由来する。
GILT Globalization, Internationalization, Localization, Translation。海外ビジネスにとって不可欠な要素、「グローバル化、国際化、ローカリゼーションおよび翻訳」のこと。

H

 
HAF Hebrew, Arabic, Farsi。「ヘブライ語・アラビア語・ペルシャ語」の中東三大言語を総称した表記。
HR Human Resources。「人的資源、人材」。企業では「人事部」の意味で使うことも多い。

I

 
I18N Internationalization。「国際化」。I N の間に 18 文字あることに由来する。
IMO In My Opinion。「私の意見では、私が考えるに」を意味する。チャットやメールで私見を述べる前に使う。IMHOIn My Humble Opinion)は、「僭越ながら、出過ぎたことを言うようですが」という、やや控えめな表現。
IoT Internet of Things。「モノのインターネット」。従来のパソコンやプリンターだけでなく、家電や自動車など、ありとあらゆるものがネットワークでつながること。
IPO Initial Public Offering。「株式公開」。

J

 
JA Japanese。「日本語」を意味する ISO 規格 2 文字コード。「日本」の 2 文字コードは JP
JSON JavaScript Object Notation。JavaScript 上でコードとして実行するだけで読み込みが完了するデータ形式(ホラー映画の主人公ではない)。

K

 
KGI Key Goal Indicator。「重要目標達成指標」。重要な経営目標数値の達成をベンチマークするための指標。
KPI Key Performance Indicator。「重要業績評価指標」。実用的にはビジネスの価値を最大化するであろう目標設定のこと。

L

 
L10N Localization。「ローカリゼーション、ローカル化、現地化」などと訳され、ターゲット市場固有の要件に合わせた調整を行うこと。テキストを現地の言葉に翻訳するだけでなく、文化的背景なども踏まえてその地域で受け入れられるようにすることが重要。
LIFO Last In, First Out。「後入れ先出し」。最後に入れたものを最初に取り出す(新しいものから処理する)方式のこと。
LQA Language Quality Assurance。「言語品質保証」。“S” がついて Lot Quality Assurance Sampling(ロット品質保証サンプリング)の意味になることもある。
LSP Language Service Provider。言語に関するサービス(翻訳・通訳など)を提供する人や企業のこと。
LTV Lifetime Value。「顧客生涯価値」。一人の顧客が取引期間を通じて企業にもたらす利益(価値)のこと。

M

 
MAU Monthly Average Users。ある 1 か月の間に 1 回でも利用や活動のあった利用者の数を示す。
MLV Multi-Language Vendor。多言語の翻訳・通訳などのサービスを提供する会社のこと。
MoM Month on Month。「対前月比」。Month over Month とも言う。
MSRP Manufacturer’s Suggested Retail Price。「メーカー希望小売価格」。
MT Machine Translation。「機械翻訳」。CAT は人間の翻訳作業を効率化するものであり、人間が介在しないMTとは明確に異なる。
MTPE Machine Translation Post-Editing。機械翻訳された文章に、人の手を加えて品質を向上する編集作業のこと。PEMTとも言う。

N

 
NDA Non-Disclosure Agreement。「秘密保持契約、守秘義務契約、非開示契約、機密保持契約」。
NPS Net Promoter Score。「推奨者正味比率」。顧客ロイヤルティ、顧客の継続利用意向を知るための指標。
NTE Not To Exceed。「~を超えてはならない」の意味。なんらかの「上限」を示す際に使われる。

O

 
O2O Online to Offline。eコマースを主体とした取引で、「オンラインとオフライン」で購買活動が連携する事業を指す。
OC Opportunity Cost。「機会費用」とも訳され、ある選択を行うことで失った(選択しなかった)ものの価値のこと。
OEM Original Equipment Manufacturer。納入先(委託者)商標による受託製造など、他社ブランドの製品を製造すること。

P

 
PO Purchase Order。「注文書、発注書」。
PPC Pay Per Click。クリックされることによって課金されるタイプの「クリック課金型広告」のこと。
PSI Probability of Success Indicator。「成功確率指標」。プロジェクトがどの程度うまくいくかを指標で算出する。
PV Page View。Web サイト内の特定のページが開かれた回数を表し、Web サイトがどのくらい閲覧されているかを測るための指標。

Q

 
QA Quality Assurance。「品質保証」。
QBR Quarterly Business Review。「四半期ビジネスレビュー」とも訳されるが、実質的には 3 か月分売上プランニング会議のこと。
QC Quality Control。「品質管理」。製品やサービスの品質を一定水準に保つこと。
QoQ Quarter on Quarter。「対前期比」(前四半期比)。Quarter over Quarterとも言う。

R

 
RFP Request For Proposal。「提案依頼書、提案書提出依頼、提案要求」。
ROI Return On Investment。「投資対効果、投資収益率、投資利益率、投下資本利益率」。
RTL Right To Left。ヘブライ語やアラビア語など、右から左へ記述する言語を総称した表現。
RTM Release To Manufacturing。開発された製品が、製品として出荷するための製造の工程に入った段階のこと。

S

 
SaaS Software as a Service。ソフトウェアをユーザー側に導入するのではなく、プロバイダ側で稼働し、ソフトウェアの機能をユーザーがネットワーク経由で活用する形態のこと。 の略で、ソフトウェアをユーザー側に導入するのではなく、プロバイダ側で稼働し、ソフトウェアの機能をユーザーがネットワーク経由で活用する形態を指す。
SCM Supply Chain Management。「供給連鎖管理」。複数の企業間で統合的な物流システムを構築し、管理すること。
SEO Search Engine Optimization 「検索エンジン最適化ネット検索で、特定のキーワードで検索した際に上位に表示されるための対策のこと。
SLV Single Language Vendor。単一言語への翻訳・通訳などのサービスを提供する会社のこと。

SME

Small and Medium Enterprises。「中小企業」。ローカライズ業界などではSubject Matter Expert(ある分野に特化した知識や経験がある専門家)の略として使用することが多い。

T

 
TAT Turn Around Time。「ターンアラウンドタイム」と訳される。処理を待つ時間、CPUの処理時間、入出力にかかる時間、発注から納品までの時間など、幅広く使われる。
TBA To Be Announced または To Be Advised。「後日発表」、「追って通知」の意味。
TBD To Be Determined または To Be Decided。「未定」、「要決定」の意味。
TM Translation Memory。「翻訳メモリ」。原文と翻訳文を一対としてデータベース化し、再利用することで翻訳者の作業を支援するツール。

U

 
UI User Interface。機械と利用者の間で情報をやりとりするためのインターフェース。パソコンの操作画面などが、それにあたる。
UV Unique Visitor。「ユニークビジター」と訳され、集計期間中に、ある Web サイトまたはページを閲覧した利用者が何人いたかを示す数値。
UX User Experience。ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験を指す。UI の精度がこの評価を大きく左右する。

V

 
V/O Voiceover。動画コンテンツにおいて、画面に現れない話者の声(ナレーション)を用いる表現手法を指す。
VOC Voice of the Customer。「顧客の声」。顧客の要求や市場の変化などを継続的に捉えることを意味する。手法としてはアンケート、苦情やコメント処理、市場調査などがある。
VC Venture Capital。ベンチャー企業(未上場企業)などに投資を行う企業やその資金そのものを意味する。

W

 
WIP Work In Progress。「処理中、進行中」。
WOM Word Of Mouth。「口コミ」。

Y

 
YoY Year on Year。「対前年比」。Year over Year とも言う。
YTD Year To Date。「過去 1 年間、日付までの 1 年間、年初来」。

Z

 
ZOPA Zone Of Possible Agreement。交渉が妥結する可能性のある条件範囲。

 

最後にお願い

いかがでしたか。知りたかったアクロニムは見つかりましたか?さまざまなビジネスシーンからピックアップしましたので、スタートアップの起業家からバリバリの企業戦士まで、幅広くお役に立てれば幸いです。しかし、100 という数字は多いようで少ないもの。必要なアクロニムをすべて網羅できているとは思えません。皆さまの「これがさっぱりわからなくて焦りました」や「うちではこんなアクロニムをよく使ってました」など、体験談、エピソード、ご指摘、コメントをぜひお寄せください。定期的にリストをアップデートしていく所存です。

 

著者: ダグラス マクゴワン    編集: MLS [i/i]

 

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