いちばん財布のひもが固いのは?
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いちばん財布のひもが固いのは?

いちばん財布のひもが固いのは?

Global Shopper自社商品をグローバルに売り出そうとするとき、購買層や消費者プロフィールを意識するのは当然のことですね。消費者の性別は?購入を左右する要因は?Euromonitorの調査報告により、世界の各市場には、どのような消費者タイプが存在しているのかが明らかになりました。

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5つの消費者タイプ

 ロンドンを拠点とするマーケットリサーチ会社Euromonitorが特定した消費者タイプは、「目立ちたがり」、「SNS重視」、「バーゲンハンター」、「慎重派」、そして「倹約家」の5つ。それぞれの特徴は、下の図をご覧ください(調査報告PDF[英語]はここからダウンロードできます)。

 

Shoppers.png

5つの消費者タイプの主な特徴

出典: A profile of Euromonitor’s global shopper types

 

「倹約家」タイプはステータスに最も無頓着で、その商品を買うことが他人の目にどう映るかを気にすることはほとんどありません。逆に、「目立ちたがり」タイプの購買行動はさまざまなことに影響を受けやすく、買い物をする目的で旅行先を選ぶなどの傾向が見られます。

 

9か国から得た興味深いデータ

Euromonitorの報告は、ここからさらに面白くなります。前述の5つの消費者タイプの内訳を、ブラジル、ロシア、インド、中国(いわゆるBRICs)の4か国と、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、そして日本の5か国ごとに示した以下の分布図をご覧ください。

 

Countries.png

重点地域における消費者タイプ分布図
出典: A profile of Euromonitor’s global shopper types

 

これら2つの図からわかることは…

  • 世界規模では「倹約家」タイプがいちばん多い(26%)ようです。
  • インドやブラジルでは「目立ちたがり」も決して少なくありません。これらの国の消費者による、こうありたいという願望を満たすための購買行動(aspirational consumption)によるものと考えられます。
  • 「SNS重視」が最も多かったのはドイツで、口コミやレビューの影響を受けやすいことがわかります。
  • 中国とイギリスでは、同じ割合(27%)の消費者が「バーゲンハンター」と判明。中国人もイギリス人も、おまけが大好きということでしょうか。
  • 今回の調査では、買い物に対し、最も「慎重派」が多かった市場はロシアでした。マーケティングも一筋縄ではいかなさそうです。

  • 「倹約家」が最も少なかったのはドイツ、最も多かったのはフランスでした。

 

マーケティング担当者にとって、広告を無視する倹約家がたくさんいるというのは残念な事実でしょう。目立つキャッチコピーや派手なキャンペーンで消費者を夢中にさせることができたのも今や昔。とはいえ、ソーシャルの活用など、この調査結果からさまざまなヒントを得ることもできます。こうしたデータを年単位、または10年単位で比較することで、各国市場における購買傾向の変化から読み取れることはあるはずです。

 

[ヴィジャヤラクシュミ・へグデ による原文へ] [編集: MLS] [i/i]

 

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