eコマース:グローバル化の鍵はSEO、UX、CROの適切なローカライズ
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eコマース:グローバル化の鍵はSEO、UX、CROの適切なローカライズ

eコマース:グローバル化の鍵はSEO、UX、CROの適切なローカライズ

eコマース:グローバル化の鍵はSEO、UX、CROの適切なローカライズ

さまざまな市場への進出を狙うeコマースビジネスにとって、デジタルエクスペリエンスのローカライズは欠かすことのできない要素です。サイト訪問者のすべてを顧客に変えるための取り組みの要であり、成果はコンバージョンという明確な形で示されます。コンバージョンの逸失は収益の逸失でもあります。

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コンバージョン率の最適化は単一市場をターゲットとしている場合でも簡単ではありません。世界中からアクセスのあるウェブサイトとなると、ハードルはさらに高くなります。

複数の市場でウェブサイトのコンバージョン率を高めるには、検索エンジン最適化(SEO)、コンバージョン率最適化(CRO)、ユーザーエクスペリエンス(UX)の有機的な連携が鍵となります。これらを上手に活用してウェブサイトに顧客を誘導しましょう。ターゲット市場のカルチャーに即したコンテンツも重要で、翻訳色のうすい、顧客を引き付けるウェブサイトでコンバージョン率の向上が期待できます。SEO、CRO、UXなどのプロセスをグローバルなデジタルワークフローに取り入れることで、直感に頼ることなく、客観的な数値に基づいて意思決定できるようになります。

今回は、グローバル市場をターゲットとしたeコマースでコンバージョン率を高めるための5つのヒントをご紹介します。

1. SEOをローカライズして最適な顧客を呼び込む

ネットで商品を探している顧客を新規ターゲットにしているビジネスで注意したいのが、自国で有効な検索方法が他の国でも有効とは限らないということです。この違いは、単純に言語の違いによるものではありません。

検索キーワードや検索エンジンは人によって異なり、目にとまる商品も人それぞれです。ターゲット市場に合ったSEO戦略やペイ・パー・クリック(PPC)戦略を取り入れることで、アクセス数は飛躍的に伸びるでしょう。

アクセス数が増えればコンバージョンも向上するはずです。Moraviaでは、SEOとPPCに関するミニガイドを公開しています。このブログをお読みになった後、SEOガイドPPCガイドも是非ご覧ください。 

2. ターゲット市場に特化したコンテンツを作る

UXやユーザビリティのベストプラクティスの多くは、共通認識と言ってもいいほど一般的になりつつあります。「ページの読み込み速度を上げる」、「ページ内で優先させたいタスクやCTA(顧客にとってもらいたいアクション)は1つに絞る」、「顧客に求めることを明確にする」など、さまざまなベストプラクティスが知られています。

しかし、世界各国の市場をターゲットにしたCROとなると、UXへのさらにきめ細かな配慮が求められます。

正解があるものについて、その把握は必須です。たとえば、アラビア語は右から左に読むという解に異を唱える人はないでしょう。しかし、色、画像、文章のトーン、ウェブページ内のCTAの位置などでは、わずかな違いが結果を大きく左右し、かつ全言語/市場に適用可能な万能の解はありません。「最も成果が出るのは何か」を試行錯誤しながら見いだしていくしかないのです。

たとえば、イギリスとアメリカでは、「今すぐ見積もり」(Get Quote)といった分かりやすくて直接的なメッセージのCTAが好まれます。一方、東洋では、より丁寧でかしこまった表現が好まれる傾向があるため、「見積もりを依頼」(Request Quote)といった押しつけがましくないCTAが効果的です。

つまり、市場に応じて効果的なUXは異なるということです。顧客が求めるもの、顧客を喜ばせるために必要なあらゆる事項について、可能な限り分析することをお勧めします。そこから得られる「データ」は、それだけでビジネスが成立するほどの価値を持っていることに、きっと気づかれることでしょう。グローバルUXについて詳しくは、こちらをご覧ください。

3. ビジュアルコンテンツを慎重に選ぶ

優れた画像や動画は、オンラインセールスの強い味方です。しかし、特定のターゲット市場で、潜在的に顧客を遠ざける可能性のあるビジュアルコンテンツもあります。

新商品が出るたび、ターゲット市場ごとにビジュアルコンテンツを制作していたら膨大な予算がかかります。どんな市場にもマッチする融通性の高いコンテンツを選定しましょう。

万人に受け入れられる画像を選べない場合や、ホームページなど重要な場所に使う画像の場合には、先述のとおり、試行錯誤を繰り返しながら各市場の好みを把握するとよいでしょう。たとえば、アメリカやイギリスでは1人だけが写っている写真が好まれ、インドや中国ではグループの写真がより良い効果を上げる傾向があると言われています。

4. 支払い方法の多様化と法規制への対応

eコマースのマーケティング担当者にとって、顧客が何も買わずにウェブサイトを去ってしまうことほど悲しい結末はありません。

市場ごとにさまざまな支払い方法を用意し、どの方法が顧客に好まれているかを分析しましょう。「支払い方法が選べる」のが世界の常識になりつつある今、クレジットカード払い一辺倒からの脱却は必須と言えます。PayPalやAlipayといったデジタルウォレットやiDEALなどの即時決済サービスも視野に入れておかなければなりません。

注意しなくてはならないのが、セキュリティやデータ収集の対策として定められている各種の国際規制です。2018年施行予定のEU一般データ保護規則といった広範な順守事項や、各国の法律も視野に入れてください。

ドイツではある訴訟で、購入時に表示される「注文を送信」というCTAが明確さに欠けるという判決が下されました。それ以降、ドイツのeコマース企業では、購入ボタンに「支払い義務に基づいて注文する」(Zahlungspflichtig bestellen)という表現が用いられるようになりました。

5. 地道な分析こそが成功への近道

現行のeコマースウェブサイトに数多くの要修正点があっても、一度にすべてを解決する必要はありません。むしろ少しずつ修正を進めるべき、と言ってもいいでしょう。

成果や収益に影響する重要なポイントの改善からまずは始めましょう。改善の結果を常に分析し、それぞれの目標に近づくまで調整が他の部分に着手してまた分析を続けます。

継続的な成果分析により、コンバージョン率の伸びだけでなく、何が有効であったかも把握できるはずです。分析結果は必ず記録しましょう。集めたデータは、ウェブサイトを再設計するときに必ず役立ちます。

Moraviaがお手伝いします

グローバル市場をターゲットとしたeコマースの運営、サイトにおけるコンバージョン率の最適化には、入念なプランニングと専門的なプロセスが必須です。ビジネスもウェブサイトも、継続的に、かつスケーラブルに運営しなければなりません。

簡単ではない、だからと言って諦める必要もありません。コンバージョン率の最適化についてアドバイスをお求めの場合は、是非、Moraviaにご連絡ください


[編集メモ:この記事は、2017年11月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。グレシア・ガルシア による元の記事はこちらからご覧いただけます。]  [編集: MLS] [o/i]

 

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