在韓米軍(USFK)がLanguage Weaver Edgeを活用して言語の壁を克服

韓米連合師団の第2歩兵師団で、安全性の高い機械翻訳(MT)を活用したチャットが、米国と韓国の関係者1万人を隔てる言語の壁の克服に役立っています。
お客様
在韓米軍(USFK)
業種
航空宇宙・防衛
ソリューション
Language Weaver Edge
2021年1月に行われた在韓米軍(USFK)の技術カンファレンスで、Robert Abrams陸軍大将(現在は退役)が韓国軍司令官にこう問いかけました。「我々は合同演習を始めて70年になるのに、なぜ今でもメールのやり取りに翻訳者が必要なのだろう?」

課題

  • 韓国語と英語間での迅速かつ高品質なドキュメント翻訳 
  • 米陸軍のチャットクライアントソフトウェアでの即時翻訳 
  • 全関係者への安全性に優れた翻訳ソリューションの提供

結果

  • ドキュメント翻訳にかかる時間が最長2か月から1日に短縮 
  • 全員がチャットの即時翻訳を利用可能に 
  • 翻訳品質が向上 - 問題の迅速な解決と誤解の減少

これが、言語の壁を取り払うきっかけでした。

課題

 
太平洋地域における侵略の脅威が高まる中、非英語圏の同盟軍との効果的なリアルタイムコミュニケーションは、平和と安定を維持するうえで極めて重要です。
 
韓国に駐留する米軍は、韓国陸軍関係者や太平洋地域の同盟国軍と緊密に連携して、侵略抑止と平和維持に取り組んでいます。近年は各国が資源を共有し、共通の安全保障課題への協力を進めており、合同軍事演習がより活発に行われています。互いに協力することで、統合部隊はそれぞれの強みを結集して、自国の限界を克服し、より効果的で効率的な部隊となることができます。
 
その一方で、米軍と韓国軍との間には言語の壁が立ちはだかっていました。翻訳者の数は限られており、通訳者は司令部の最上位階級にのみ配置されています。メールやチャットボット、暗号化無線通信、対面での会話は、翻訳者がいなければ言語の壁に阻まれることになります。
 
多くの場合、ドキュメントの翻訳には数か月を要すため、理解やコミュニケーションの遅れが発生します。これにより、伝達ミスや誤解のリスクが増大し、合同演習の効果の低下にもつながっていました。
 
コミュニケーションの向上と迅速化を促すため、USFKでは以下の要件を満たすソリューションを求めていました。
 
  • 韓国語から英語、英語から韓国語のドキュメント翻訳やテキスト翻訳に対応する
  • 即時チャットソフトウェアを活用し、統合部隊の指揮統制・通信インフラにシームレスに組み込む
  • 厳格なセキュリティ要件を満たすオンプレミス型ソリューションである
  • 高い翻訳需要(毎分数十万ワード)にも対応できる拡張性を備えている
  • 英語でのコミュニケーションにおいて、階級に関係なくすべての軍関係者がその場でリアルタイムの翻訳を利用できる

ソリューション

 
在韓米軍によるLanguage Weaver Edgeの評価は、実際の合同演習中に行われ、テストとレビューが複数回にわたって実施されました。その結果、Language Weaver Edgeを既存の通信インフラに組み込むことで、話者の母語を問わず円滑なコミュニケーションが可能になることが明らかになりました。これにより、よりスムーズかつ効果的な合同演習が実現しました。
 
米軍では、厳格なサイバーセキュリティ基準と、包括的な運用許可(ATO)プロセスが設けられていますが、Language Weaver Edgeは、安全なオンプレミス型ソリューションとしての基準をすべて満たしていました。
 
USFKは評価の結果、Language Weaver Edgeが最適なソリューションであると判断し、ライセンスを取得したその日にテスト環境から本番環境へと移行しました。

結果

軍事用途向けに設計されたソフトウェアを活用することで、USFK関係者は他国の軍関係者とリアルタイムかつ最低限の遅延でコミュニケーションを取れるようになりました。これにより、状況把握の改善と迅速な部隊調整が実現し、地域の安全保障がさらに強化されています。

翻訳は、もはや上級幹部のためだけのリソースではありません。あらゆる階級の関係者が、英語と韓国語への高品質な翻訳をいつでも利用できるため、部隊間のさらなるコミュニケーションと連携が可能になりました。今では、既存の翻訳者の役割が最適化され、最も必要とされる領域に集中できるようになっています。

また、俊敏性が向上したことで、既存のローカリゼーションリソースは、同じ時間でより多くのドキュメントやメール、その他の資料を翻訳できるようになり、米韓両軍の理解促進と情報交換のスピード向上につながっています。

Language Weaver Edgeの導入は、言語の壁を取り払い、合同演習におけるコミュニケーションと連携を強化するための大きな一歩であり、地域防衛というUSFKの使命にも寄与するものとなりました。

USFKにとっての主なメリット

  • 状況把握の改善
  • 最低限の遅延でリアルタイムのコミュニケーション
  • 既存の機密・非機密ネットワークにおける複数部隊へのサポート
  • 問題解決の短期化、誤解の減少
  • ドキュメント翻訳の高速化による理解の促進
  • 米陸軍第1情報通信団による維持支援
  • 階級を問わず、すべての軍関係者が必要に応じていつでも英語と韓国語に翻訳可能
  • 言語の壁を克服

キーファクト&数値

  • 展開:数日
  • チャット翻訳の所要時間:即時
  • Language Weaver Edgeの使用者:朝鮮半島に駐留する数千人の軍関係者
  • ドキュメント翻訳の所要時間:ローカリゼーションリソース1人あたり1日2,000ワードから、1分間で2,000ワードに向上