コミュニティに対する責任

RWSは、社員が提案した慈善活動に対して寄付という形で積極的な支援を行っています。また、RWS Campus、マンチェスター大学とのRWS奨学金プログラム、Urban Synergyなど、学校や大学との提携プログラムを通じ、外国語教育を積極的に推進しています。他にも、Street Business School、Food for the Hungry、Brighter Children、St Wilfrid's Centreなどと提携しています。

RWS基金

SDL買収に伴い基金名を変更し、新たにRWS基金の下ですべての慈善活動を統合しています。その一環で、RWS基金の理事は基金の行為と目的に対するレビューを行ったうえで、それを2022年の活動に係る承認のため取締役会に提出します。

RWS Campus

RWS Campusは、当社のグローバルな大学プログラムです。RWSは、ローカリゼーションに関する人材と市場を世界全体で活性化し発展させる存在として、業界で認められることを目指しています。35か国以上で事業を展開しており、また、220以上のパートナー大学と協力しています。この提携における柱は、RWSを業務の供給者としてブランディングすることと、ローカリゼーション人材を育成することの2つです。

毎年、世界中で150名以上のインターンが当社で働いており、さらに50名の学生が英国での当社の奨学金プログラムに参加しています。

マンチェスター大学とのRWS奨学金プログラム(英国)

世界最大の翻訳会社であるRWSが現在懸念しているのは、お客様のグローバルビジネスの目標達成を後押しする翻訳サービスに対する需要が増大しているにもかかわらず、大学で言語専攻の学生数が減少していることです。言語専攻の学生を数多く雇用しているRWSとしては、言語での学位取得を目指す次世代の学生を増やし、金銭的理由でそれを諦めなければならない学生を支援するためにできることがあると考えています。 

RWSは2019年に、学生が言語課程を修了できるよう、マンチェスター大学との協力による奨学金プログラムを立ち上げました。RWS会長のAndrew Brodeにちなんで「RWSブロード奨学金」と名付けられたこのプログラムは、2019年から2021年にかけて、合計50人の公立学校出身の学部生への支援を行うものです。 

支援プログラムの一環として、RWSの社員(大半がリンギスト)が学生のメンターを務める形で、学業や将来のキャリア形成をサポートしています。新型コロナウイルスによる状況が許す範囲で、夏期インターンシップや有償型就業体験を通して言語サービス業界での仕事を実際に経験する機会を提供しており、さらに卒業後に正社員になる道も用意しています。

Urban Synergy(英国)

RWSは、多様性、平等、包括性、教育支援の重要性とメリットを理解しています。それが、昨年1年間、Urban Synergyへの積極的な支援と関与を行い、長期的なインパクトを生み出す有意義な行動を取ってきた理由です。 

Urban Synergyは若い力を後押しする慈善団体で、英国の若者たちの志を刺激し、導き、その情熱に火をつけることを目指しています。2007年以降、15,000名を超える学生たちを支援してきました。

Urban Synergyはこれまで、40回のオンラインセミナーを通じて4,611名の若者に手を差し伸べ、団体のe-Mentoring Programmeには172名が指導を受ける者として新規登録されています。

Outward Bound Trust(英国)

1941年に設立されたOutward Bound Trustは、野外活動を通して、さまざまな環境に置かれている若者の成長支援を目指す優れた教育支援団体です。冒険心に富んだ学習プログラムを通して、思春期、そしてそれ以降に直面するさまざまな課題に対処していくうえで重要となる社会的スキルや情緒的能力を習得できます。目標は、若い人たちが自分を信じる力と、生活にプラスの変化をもたらす態度やスキル、行動を身につけて日常生活に戻ることです。 

残念ながら、新型コロナウイルスのパンデミックにより、英国各地の学校では2020年の宿泊型学習プログラムの実施が認められませんでした。これにより、Outward Bound Trustが2020年夏のアドベンチャープログラムをキャンセルせざるを得ないなど、慈善事業には深刻な影響がもたらされましたが、2021年に宿泊型学習プログラムが再開されたことは大きな喜びでした。

Street Business School(ウガンダ)

基金は、3年間の公約における最初の補助金50,000ドルを供出した2019年以来、Street Business School(SBS)を支援してきました。 

このパートナーシップによってSBSでは、ウガンダの何千人もの女性に対する大規模変革を実現するための効率的方法の模索に向けた、数多くのソリューションの試験運用を行えるようになりました。教育はすべての人にとっての基盤であり、SBSは2027年までに100万人の女性の教育と支援を行って、貧困からの脱却と次世代の人々への啓発を実現することを目指しています。

Food for the Hungry(ケニア)

基金は2009年以来、Food for the Hungryを支援してきました。このパートナーシップは、過去10年以上の間に強固な関係へと進展し、当社はケニアのコミュニティ、Maisha Boraの発展を目の当たりにしてきました。Food for the Hungryの発展介入は、次の2つの主要原則に基づいています。 

  • 知恵と知性という観点からの教育は、物資的なものより価値が高い。 
  • 生来的なリーダーシップを強化するための鍵は子供たちへの教育である。子供の頃に教わったことは、成長後も血となり肉となって残り続けます。

Brighter Children(全世界)

Brighter Childrenとのパートナーシップは2019年に始まりました。Brighter Childrenは世界中の貧困コミュニティの学校のパートナーと協力しており、教育制度からの脱落リスクを抱えた子供たちに年間奨学金を支給しています。また、農業への投資によってコミュニティを支え、食品供給、ワクチンなどの医療ケア、一般的ケア、保険衛生、在宅ケアを支援しています。

St Wilfrid’s Centre(英国)

当社のシェフィールドオフィス近くに拠点を置くSt Wilfrid’s Centreは、ホームレスや立場の弱い人、社会から除外されている成人が、自分を理解してもらい、実践的な支援や帰属意識、自尊心を取り戻すためのサポートを得られるコミュニティです。当社のシェフィールドオフィスは2013年から、個人の寄付、チームビルディングの取り組み、社員による小規模な資金集めによって同団体を支援してきました。基金からの最近の寄付は、同団体のRough Sleeper Programmeの援助に活用されています。世界的なパンデミックの中で、補助金によって多くのホームレスの人々が路上生活から脱することができました。また、補助金は福利厚生チームのメンバーへの資金提供としても利用され、それによってSt Wilfrid’s CentreがシェフィールドのHelpUsHelpパートナーシップを支援できることとなりました。