2017年1月30日-英国メイデンヘッド - 翻訳テクノロジー、サービス、コンテンツ管理のグローバルイノベータであるSDL plc(以降「SDL」、「グループ」、または「当社」、LSE:SDL)は本日、Fredhopper BVとその子会社(以下総称して「Fredhopper」)を条件付契約によりATTRAQT Group plc(以下「ATTRAQT」、AIM:ATQT)に現金2,500万ポンド(デットフリー/キャッシュフリーベース。手続き完了時に調整)で売却することを発表しました。
Fredhopperは、オンサイト検索、ナビゲーション、レコメンデーション、ビジュアルマーチャンダイジング関連のソリューションをeコマースリテーラーに提供するクラウドベースのプロバイダです。
この取引の背景
SDLは2016年1月、当社の戦略的決定事項として、グループのテクノロジービジネスにおいて主戦力ではないCampaigns、Fredhopper、Social Intelligenceを売却すると発表しました。その発表どおり、2016年11月2日にはCampaigns事業を売却しています。
取引の詳細
SDLは、ATTRAQTとの間で、Fredhopperの売買契約を締結しました。ATTRAQTは、ビジュアルマーチャンダイジング、eコマースサイト検索、レコメンデーションのパーソナライズテクノロジーで世界をリードするプロバイダです。ただし、この契約は(i)ATTRAQTの株主によるFredhopper買収の承認、(ii)再承認(詳細は以下)を条件としています。
ATTRAQTは本日、ATTRAQTの役員と主要な既存株主からATTRAQTに対し、同社の発行済株式の75%以上に相当する受益持分について、Fredhopperの買収に賛成を投じるという取り消し不能の確約がなされたことを発表しました。
この取引の資金調達のため、ATTRAQTは今朝、条件付きの割当と公募により、2,850万ポンド(費用差引前)を調達することも発表しました。割当での資金調達分2,750万ポンド(費用差引前)については、新規および既存のATTRAQT株主による応募が既定数を大幅に上回っています。
ATTRAQTの割当と公募は、ATTRAQTの発行済株式資本の増額がAIM Rules for Companiesに従いAIM市場に承認されることを条件としています(再承認)。再承認は、2017年3月7日頃に行われると予想されます。
取引の財務的影響
Fredhopperの売却対価は、総額で2,500万ポンド(キャッシュフリー/デットフリーベース。手続き完了時に調整)になります。この収益は、当社の成長戦略の促進に充てられる予定です。
売却する事業の総資産はのれん(営業権)および無形資産を含め630万ポンド、売却による利益は2,130万ポンドに達すると予想されます。Fredhopper事業の2015年の税引前利益は、SDLグループ間費用配分後、50万ポンドになり、単独のプロフォーマEBITDAは270万ポンドでした。Fredhopper事業の財務支援は、2016年のグループの財務報告書で廃止と明記されています。
Social Intelligenceの売却作業も、以前の発表どおり継続しています。
SDLのCEO、Adolfo Hernandezのコメント:「Fredhopper事業のすべての株主、特に従業員やお客様にとって、すばらしい売却先が見つかったことを大変嬉しく思います。この取引により、ATTRAQTの株主と幅広い市場という確固たるサポートを得ることができます」
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