SDL(LSE:グローバルコンテンツ管理、翻訳、デジタルエクスペリエンスのリーダーであるSDL(LSE:SDL)は本日、ブランドによる企業ウェブサイトの作成、デザイン、公開がより迅速かつ容易になる新しいアーキテクチャ、SDL Digital Experience Accelerator(DXA)2.0のリリースを発表しました。
SDLコミュニティとSDLが共同開発したDXA 2.0は、各ブランドが行っているSDL Tridion DX導入の開始・管理を迅速化するための基盤であり、実装ツールキットとなります。フレームワークの使用とナビゲーションが簡単なため、技術的知識が少なくても、フルに運用可能で全社規模、モバイル対応のウェブサイトを任意のフロントエンドデリバリーテクノロジーで構築することができます。
新たに設計されたSDL DXA 2.0には、ベストプラクティス、スクリプト、テンプレート、豊富な機能が搭載されており、多言語ウェブサイトの導入に伴う手作業のプロセスを減らし、複雑さを抑制することができます。SDL DXA 2.0ではルック&フィールのテーマ化されたアプローチも採用されており、作成するウェブサイトの外観設定が一段と容易になっています。
「各ブランドにとっては、デジタルエクスペリエンスを作成して更新するという導入サイクルに長い時間を割いている余裕はありません。市場の変化や新しい機会に迅速に対応できる俊敏性が求められています」とSDLのProduct Marketing Director、Arjen van den Akkerは説明しています。「SDL DXA 2.0は、この課題に対応するとともに、複数の言語や場所にまたがるウェブの導入を短時間で迅速に行えるように設計されています。SDL Tridion DXを基礎に構築されたSDL DXA 2.0は、このプラットフォームのヘッドレスオプションを活用して、適応性と即応性が極めて高い体験を可能としています。マイクロサイトなどの小規模の取り組みでも使用できますが、全社的な導入にも同様に適しています」
SDL DXA 2.0が標準的なツールとなって、追加のウェブアプリケーションの機能やウィジェットを作成・共有して、SDL Tridionをベースとするウェブサイトの配信を迅速化することができます。そのため、開発者のコミュニティが拡張機能を容易に作成して、その価値を一層高めることができます。従来の製品(DD4T)からSDL DXA 2.0にシームレスに移行できる互換性機能もいくつか搭載されています。
定評のあるSDL DXAのビジネス価値は、お客様の使用事例によって裏付けられています。「SDL Digital Experience Acceleratorを使用することで、チャイナエアラインU.S.のウェブサイトをわずか16週間で立ち上げることができました」とチャイナエアラインのPassenger Marketing部門VP、Jenny Tsao氏は語っています。「ウェブサイトの立ち上げ以降、トラフィック量が2倍になり、コンバージョン率が90%向上しました」
「この最新のリリースは、2016年のTridion Developer Summitで発表されたDD4TとDXAの完全統合に向けての大きな一歩です」とTrividentのRon Grisnich氏は述べています。「このように事態が進展したことは、素晴らしい次世代の体験の構築に必要な機能をお客様に提供することにコミュニティが専心していることの証です」
SDL Tridion DXによって、最善のウェブコンテンツ管理(WCM)、構造化コンテンツ管理(CCMS)を翻訳テクノロジー、機械学習と組み合わせることにより、グローバルな規模のデジタルエクスペリエンスを構築する手法が一新されました。マーケティングコンテンツと詳細な製品コンテンツの両方を、今日のデジタルエクスペリエンスにつきものの分断を解消する方法で作成、管理、配布することができます。場所や言語、タッチポイントにかかわらず、プリセールスからポストセールスまでのカスタマージャーニー全体でブランドの価値を構築することが可能です。