RWS Holdings plc(以下「RWS」)は本日、ダブリンを拠点とするPropylon Holdings Limited(以下「Propylon」)の買収を発表しました。Propylonは、行政機関、法律事務所、生命保険会社、監査機関、出版社向けのコンテンツ制作、管理、パブリッシングソリューションを提供しています。
同社は過去20年間にわたり、政府の標準化団体、法律出版社、規制対象企業が法律、規制、ガイダンスの起草、修正、発行、更新に際し直面する複雑なコンテンツの課題を解決すべく支援してきました。PropylonのCCMS(コンポーネントコンテンツ管理システム)では、使い慣れたMicrosoft Wordを使用してコンテンツを制作、編集し、完成させることができます。同社の取引先には米国の複数の州議会や各国議会などがあります。また、さまざまな標準化団体や世界中の規制対象プロフェッショナルサービス組織にもソフトウェアを提供しており、今後こうした顧客は、RWSの統合ローカリゼーション機能を導入することでメリットが得られます。
PropylonのCEO、John Harrington氏は次のように述べています。「ドキュメントの印刷をやめているところが多いにもかかわらず、ルールを作る側も従う側も、従来の出版モデルにとらわれています。当社のコンポーネントコンテンツ管理アプローチは、ポイントインタイムのコンテンツ管理に基づき、両者が抱えるコンテンツ管理の課題を解決する独自のプラットフォームを提供します。RWSの言語サービスとテクノロジーを活用することで、お客様は多言語の国際的な顧客基盤にリーチできます」
この買収により、RWSの構造化コンテンツソリューションのポートフォリオには、ルールメイカー(政府機関、標準団体)、ルールテイカー(法律事務所、生命保険会社、監査機関、出版社)のそれぞれに専用のプラットフォームが加わり、さらに充実したものになります。RWSのポートフォリオには、航空宇宙/防衛業界向けソリューション(Contenta)、製造、ハイテク、ライフサイエンス業界向けソリューション(Tridion Docs)、業界トップクラスのXMLエディタ(Fonto)などもあります。
RWSのLanguage Services and Technology部門のPresident、Thomas Labartheはこう説明します。「今回の買収は、当社のビジネスと世界各地のお客様にとってエキサイティングなマイルストーンとなります。まず、両社にとっては地域での成長機会が拡大します。また、お客様にとっては、補完的なテクノロジーとサービスを活用し、言語に関する当社の専門知識をもとに世界中の顧客にリーチする機会となります」
RWSとPropylonの両社は、以前のプロセスをなくして最新化するというビジョンを共有し、ルールメイカーとルールテイカーがコンテンツ管理ワークフローを長期にわたって活用できるものに変革する支援を行います。ミッションクリティカルな情報を厳格なドキュメント形式や公開形式から解放し、モジュール化された再利用可能な形式で管理し、AIの利用、デジタル配信、ローカリゼーション、機械/APIでの処理に最適な形にすることでこの目標を達成します。
Propylon®について
人材主導のテクノロジー企業であるPropylonは、20年以上にわたり、ルールメイカーおよびルールテイカー向けに世界有数のプラットフォームを開発、導入、維持してきた実績があります。Propylonは、組織、人、政府、社会にとって大きな進歩となるアーキテクチャを構築します。深い専門知識と緊密な共同作業を駆使して問題を解決するPropylonのユーザー中心のテクノロジープラットフォームは、政府機関や議会、標準化団体、規制対象企業から信頼を得ており、複雑さを解消し、すべての人に役立つプラットフォームとして定評があります。