コンテンツの作成、翻訳、管理、配信で世界をリードするSDL(LSE:SDL)が、United Imaging Healthcare社の複雑なコンテンツ環境にSDL Tridion Docsが変革をもたらしていると発表しました。同社のグローバルコンテンツサプライチェーンに対して構造化アプローチをとることで、デジタル変革戦略をサポートしているのです。
United Imaging Healthcareは、画像診断から治療に至るプロセス全体をサポートする幅広い先進医療機器を提供し、革新的な医療ITソリューションの開発の最前線に立ち続けています。100種類を超える製品をそれぞれ8言語で世界に向けて出荷しており、これを支えているのが技術や顧客に関連した豊富なコンテンツです。同社のコンテンツ作成、翻訳のローカリゼーション、技術革新、テクニカルサポート、品質管理を担うのは、複数のチームから成るCommunications Centerです。ここでは、大量のユーザーマニュアルやサービスマニュアルを定期的に制作しており、いずれも文章作成と翻訳、定期的な更新が必要です。
United Imaging Healthcarのコンテンツサプライチェーンには、制作者やレビュアー、出版者など、さまざまな関係者がいます。それぞれが異なるツールやコンテンツシステム、リポジトリを使用していたため、コンテンツの重複や一貫性のないブランディングなどの問題が発生していました。
United Imaging HealthcareのMedical Technical Communication Centerに所属するGuan Lei氏は次のように語ります。「小さな変更1つが数百ものコンテンツに影響を与えかねない状態でした。最大の問題は非効率性です。ドキュメントのライフサイクル全体を精査してみて、構造化制作環境への移行が妥当だとわかりました。SDLには高度なコンテンツ管理ソリューションの製品群があります。また、コンテンツやローカリゼーションの専門知識も備えており、それらを基に当社の環境を変革することができました。ソリューションと専門知識の組み合わせが、わずか4か月でのプロジェクト完了を実現させたのです」
United Imaging Healthcareは、SDLを選択したことで非効率性を解消しました。構造化コンテンツアプローチへの移行がコンテンツモデルの変革を後押ししたのです。SDL Tridion Docsは、United Imaging Healthcareの構造化コンテンツの作成、翻訳、配信を一元管理する、DITAベースのコンポーネントコンテンツ管理システム(CCMS)です。製品情報やアフターサービスのコンテンツ、セルフサービスのサポート情報を管理します。また、制作済みコンテンツを中央リポジトリに格納し、すべてのチームでのコンテンツの重複や分断を防ぎます。
SDLのChief Revenue OfficerであるThomas Labartheは次のように述べます。「このような問題に直面しているのはUnited Imaging Healthcareだけではありません。今日の企業は大量のコンテンツを抱えています。重複、変更の追跡、バージョン管理など、パブリケーションプロセス全体が企業のコンテンツ予算を圧迫する最も非効率的な部分なのです。SDL Tridion Docsは、このような問題を解決します。United Imaging Healthcareには、コンテンツ作成、パブリケーション計画、バージョン管理、最終ドキュメントの構成を一元化し構造化する方法を提供し、効率化と容易化を実現しています」。