SDL(LSE:SDL)は本日、購入者と中国サプライヤをつなぐ大手B2B EコマースプラットフォームであるMade-in-China.comが、3,000万以上の商品をグローバルユーザーに提供している同社オンラインストアの翻訳にSDL Enterprise Translation Server(ETS)を採用したことを発表しました。
Made-in-China.comは、今年初めにSDLの最新機械翻訳(MT)プラットフォームを導入後、すでに4言語(スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ロシア語)1,000億文字以上を翻訳し、国内オンラインストア10店舗で全商品関連コンテンツのローカライズを急速に進めています。
Focus Technologyが所有するMade-in-China.comは、220か国以上におよそ1,400万社の企業顧客を抱えています。同社の翻訳チームは、すべての商品の説明、価格、情報のローカライズを一手に担っています。それは繰り返しが多い手作業になることもあり、扱う商品数を考えると、グローバルユーザーに対応するため、時間とコストのかからない翻訳方法を見つける必要がありました。また、高品質の翻訳を実現する必要もありました。低品質の翻訳では、SEOやオンラインパフォーマンスに悪影響を与えてしまいます。
Focus TechnologyのBusiness ManagerであるMarcel Ning氏は次のように語ります。「中国製品の需要は拡大の一途をたどっています。ブランドにとっては絶好のチャンスなのですが、顧客の言語で対応するのは容易でありません。当社では、SDLによって顧客とのコミュニケーションの方法が変わってきました。多くの言語ペアをサポートしているSDLの豊富な経験と機械学習テクノロジーが融合したSDL ETSは、大量の情報を顧客の言語に迅速に翻訳するのに最適です」
Made-in-China.comとSDLは、カスタマーエンゲージメントやSEOパフォーマンスを向上させるため、すべての言語で翻訳品質が着実に向上する機械翻訳エンジンを共同で開発し、トレーニングしました。
SDLのChief Revenue OfficerであるThomas Labartheは次のように述べています。「Made-in-China.comは、世界で頭角を現し、大きな影響を与えている中国ブランドの極めて優れた例です。あらゆる国に顧客がいるため、途方もない量の情報を翻訳する必要があります。このニーズに対応し続けるのは非常に困難ですが、MTがその能力を発揮できる分野でもあります。このような活力あふれる企業との連携に期待が膨らみます。今後も同社のさらなる発展をサポートしていきたいと思っております」
SDL Enterprise Translation Server(ETS)に最先端のニューラル機械翻訳(NMT)が採用されました。これは、高品質の機械翻訳を実現する革新的テクノロジーです。SDLの優れたMTエンジンは、さまざまな業界や分野のMT開発者、MTに精通した言語エキスパートや翻訳者と緊密に共同作業することで進化を遂げ、より高品質な翻訳を提供するようになっています。
Focus Technologyについて
Focus Technology Co., Ltd.(ティッカーシンボル:002315)は1996年に設立されました。中国の国土計画における主要ソフトウェア会社であり、国が初めて指定したIT分野のパイロット企業の1社です。また、産業とITを密接に統合させたモデル企業、中国商務部のEコマースモデル企業でもあり、国家Eコマースモデル都市パイロットプロジェクトの第1弾の企業にも含まれています。同社は、外国貿易、金融、保険、教育などの業界で事業を展開しています。1998年にはMade-in-China.comの運営を開始し、現在では、登録ユーザー1,380万人のうち830万人が他国のバイヤーです。ウェブサイトには3,000万以上の中国製品が登録されています。