SDL(LSE:SDL)が本日、機械学習機能とSDLの言語処理人工知能(AI)テクノロジーHaiを統合した次世代のSDL Language Cloudを発表しました。クラス最高レベルのSDLの翻訳テクノロジーを集結したSDL Language Cloudは、ローカライズプロセスのすべての関係者のために設計されたインテリジェントで包括的なプラットフォームです。
コンテンツサプライチェーン全体で数百人もの関係者が、複雑な翻訳プロジェクトの作成や管理、配信に携わっています。Hai搭載のSDL Language Cloudは、ワークフロー内のタスクや承認プロセスを自動化し、基本的な翻訳管理システム以上の働きをして、質の高い翻訳の迅速な提供を可能にすると同時に、ローカリゼーションのベストプラクティスを組織全体に適用します。
「コンテンツの急増に伴い、現代企業のニーズに合うようにSDLの翻訳テクノロジーを変革したいと考えました。そこで、26年間の経験を生かし、高い影響力を備えたコンテンツを作成できるように翻訳ワークフロー全体を再形成しています」と、SDLのChief Product OfficerであるJim Saundersは語ります。「エンドツーエンドのローカリゼーションプラットフォームであるSDL Language Cloudは、従来型のプロジェクト管理アプローチを変えます。機械翻訳(MT)や言語処理AIの高度な最新機能を利用して、効率的な企業規模のプロセスやパーソナライズされたユーザー体験を提供し、すべてのコンテンツタイプ、リポジトリ、翻訳方法をサポートすることで、高品質な翻訳を促進します」
ドキュメント、ビデオ、画像などのコンテンツを担当するチームは、使いやすいオンラインポータルを介して翻訳用コンテンツをアップロードできます。言語処理AIを搭載したSDL Language Cloudでは、担当者のローカリゼーションの経験レベルを問いません。SDL MTの活用から、微妙なニュアンスが求められるコンテンツにはプロの翻訳者による翻訳を利用するなど、翻訳に必要な作業の最適化を支援できます。また、SDL Language Cloudとコネクタを利用し、翻訳対象コンテンツを送信することもできます。コネクタは80種類以上あり、コンテンツ管理システム、ウェブコンテンツ管理システム、Eコマースプラットフォーム、マーケティング自動化プラットフォームなどのアプリケーションに対応しています。使いやすいインターフェイスで、プロジェクトの進捗状況を即座に把握でき、厳しい納期への対応や積極的な予算管理に役立ちます。
SDL Language Cloudから、用語集、Online Editor、ワークフローの自動化、翻訳メモリなどのSDLのクラウドテクノロジーにアクセスできます。また、使いやすいインターフェイスを通じて企業内のローカリゼーションプロセス全体を管理できるため、チームはプロジェクトの承認や時間に制約のあるプロジェクトの進捗管理など、目の前にある問題に集中できます。SDL Language Cloudでは、さまざまな業界や分野のMT開発者、MTに精通した言語エキスパート、プロの翻訳者との15年におよぶ緊密な共同作業で進化を遂げた、SDLのニューラルMTやHai採用の言語処理AIも利用できます。