SDL(LSE:SDL)は本日、グローバルなブランドが構造化コンテンツ管理システムであるSDL Tridion Docsの導入を検討していると発表しました。その目的は、詳細な製品コンテンツやテクニカルドキュメントの作成、管理、翻訳、配信をデジタルタッチポイントに関係なく大規模に行うことに伴う複雑さを克服するためです。
今日の顧客は、あらゆるデバイスやチャネルでつながったエクスペリエンスと、情報に基づく購買決定に役立つ詳細なコンテンツにアクセスできることを求めています。そのためには、マーケティング素材、製品情報、ファクトシート、動画などのあらゆるコンテンツを、選択したデバイスに、顧客が使用する言語で瞬時に配信して、顧客の購買ジャーニーを促す必要があります。
「大部分のマーケティング組織は、自社が提供しているデジタルエクスペリエンスを何年もかけて向上させてきましたが、そのほとんどが詳細な製品情報の価値を活用できていません。製品チームやサポートチームはいまだにドキュメントやPDF中心の情報提供にかなり依存しており、マーケティングコンテンツから切り離して情報を配信しています。ウェブに対応した詳細な製品情報の提供を行っている企業には、大きなチャンスがあります。顧客が答えをすばやく見つけられるだけでなく、マーケティングコンテンツの最適化と比較して大幅にSEOを高めることができます」と、SDLのDirector of Product MarketingであるArjen van den Akkerは語りました。
「SDL Tridion DXに含まれている、DITAベースの構造化コンテンツ管理ソリューションであるSDL Tridion Docsにより、ブランドが高い目標を達成できます。だからこそ、世界のいくつかの大手企業が、DITA規格を採用してコンテンツをコンポーネント化し、より包括的に管理することで、デジタル変革戦略を推進しているのです」
SDLにより、ブランドによるこれらの課題への取り組みは変化しています。例えば、SDL Tridion Docsは、パートナーのAcrolinxと密接に協力することで、VMwareがグローバルな変革に伴う継続的な課題を克服するうえで役立っています。DITAの採用により、VMwareが異種のコンテンツシステム(一部は買収で得たもの)を統合して、オーディエンスに高品質のコンテンツを提供することが可能になりました。
アジア太平洋地域では最近、HIKVision、Great Wall Motors、QNAP、United Imagingが、複雑な構造化コンテンツ環境を管理するためにSDL Tridion Docsの導入を検討しています。世界の大手エンジニアリング関連グループおよびメーカーの1社も先日、SDL Tridion Docsを利用してコンテンツを整理し、世界中のテクニカルライターをサポートすることを決断しました。
SDL Tridion Docsの導入を予定しているその他の企業には、Linde Materials Handling(MH)、Nielsen、Hach、DAF、AGCOがあります。
SDL Tridion DXは、構造化コンテンツ管理(CCMS)、ウェブコンテンツ管理(WCM)、翻訳テクノロジーの粋を集めたものです。マニュアル、データシート、ドキュメントなどのテクニカルコンテンツの作成と管理をサポートし、レビュープロセス全体を通じてチームの連携を高めます。このようにコンテンツの作成と配信を管理することで、企業がウェブサイトや、ブランドと関るために選択したチャネルやデジタルデバイスから高品質なテクニカルコンテンツに瞬時にアクセスできる環境を整えることができます。