コンテンツの作成、翻訳、配信で世界をリードするSDL(LSE:SDL)は、米国空軍(USAF)にSDL Contenta Publishing Suiteを提供する契約を締結しました。これは技術指令書(TO)の作成、管理、配信を目的としたもので、すべてのUSAF資産にわたる予知保全および分析に関する技術情報のサポートが含まれます。
このエンタープライズライセンス契約により、USAFは一元管理されたエンタープライズテクニカルデータの作成、管理、配信ソリューションを提供するという統合戦略の最終段階に入りました。SDLのソリューションは、ヘルスモニタリング、資料管理、保守管理といった他のUSAFシステムと連動しながら、診断チェックリストや修理手順について保守・運用担当者をサポートします。
USAFの技術指令書オーサリング/パブリッシング(TOAP)システムは、空軍物資司令部を代表してAir Force Lifecycle Management Centerがホスト・管理している、唯一の有機的なエンタープライズTOオーサリング/パブリッシングシステムです。当初2006年にWarner Robins-Integrated Data for Maintenance(WR-IDM)として実装されたこのシステムは、USAF TOの作成と保持に必要なコンテンツ/構成管理、プロセスワークフロー、オーサリング/パブリッシング機能をすべてのUSAFプログラムに提供しています。現在、USAFのTOはFrameMaker®、Standard Generalized Markup Language(SGML)、Hypertext Markup Language(HTML)、eXtensible Markup Language(XML)、USAF標準に準拠したS1000Dなどさまざまなソース形式で作成されているため、USAFのエンタープライズ要件を満たす唯一のシステムとしてSDLソリューションが選ばれました。
TOAPは、新しいT-X練習機プログラムやUSAF Nuclear Weapons Centerの下で実施されるさまざまなプログラムを含むあらゆるUSAFプログラムの資産管理を支え、テクニカルコンテンツ管理をサポートします。TOのソースデータのコンテンツ/構成管理、編集維持、パブリッシングプロセスをサポートする唯一のUSAFシステムなのです。
「USAFは勤勉な組織であり、グローバルな業務全体におけるプロセスの合理化と効率の最大化を求めています」とSDLのChief Revenue OfficerであるThomas Labartheは語ります。「USAFのエンタープライズテクニカルデータソリューションとして選択していただき光栄です。チームと緊密に連携し、USAFの業務全体の効率性を高めたいと考えています」
USAFは市場の既製ソフトウェアプロバイダを対象に大規模な評価を実施した結果、SDLのContenta Publishing Suiteを選択しました。USAF TOのコンテンツ/構成管理、オーサリング/パブリッシングの要件をすべて満たす、知名度の高い統合ソフトウェアスイートソリューションはSDL Contenta Publishing Suiteだけであると判断したのです。
SDL Contenta Publishing Suite for S1000Dは、パブリッシングと保守のプロセスの各ステップに応じて機能が最適化されており、テクニカルコンテンツ向けの完全かつインタラクティブな統合パブリッシングソリューションとして業界で認められています。次のような機能を提供します。
- SDL Contenta S1000の構成済み共通ソースデータベース(CSDB)
- SDL LiveContent S1000Dの対話型電子技術文書作成(IETP)
- XPP Professional Publisher(XMLパブリッシングエンジン)
SDLはこれらを組み合わせることによって、複雑な技術文書の管理や重要情報の配信を支援し、企業の管理目標の達成、平均修復時間(MTTR)の短縮、目標達成に向けた資産の整備を実現しています。