英国メイデンヘッド – 2018年3月22日 – グローバルコンテンツ管理、翻訳、デジタルエクスペリエンスをリードするSDL(LSE:SDL)とNuance Communicationsが本日、人工知能(AI)搭載ソリューションを共同開発する戦略的提携関係を結ぶことを発表しました。このソリューションで、顧客による大量の音声・動画コンテンツの変換、翻訳、情報取得を実現します。
今の世代が人工知能(AI)に右往左往している中、SDLは独自のイノベーションや、機械翻訳(MT)の自然言語処理(NLP)における特許を通じ、この分野で先頭を切ってAIアプリケーション開発に取り組んでいます。対話型人工知能の分野をリードするNuanceとの提携では、まず、SDL Enterprise Translation Server(ETS)とNuance Automated Speech Recognition(ASR)をベースにしたソリューションを共同開発します。
SDLが特許を取得したAIテクノロジー(大量のコンテンツを分析・翻訳)とNuanceの対話型AIを組み合わせたソリューションでは、音声・動画コンテンツをSDL ETS用テキストに迅速に変換し、最先端のニューラル機械翻訳(NMT)機能で安全に翻訳できます。
このソリューションは、電子情報開示、eラーニング、コーポレートガバナンス、安全監視など、さまざまな目的や用途のために音声ベースのデータから企業情報を抽出できると同時に、企業のトレーニングや、マーケティング、コミュニケーションで増加し続ける動画の使用管理にも役立ちます。
「行政機関や企業は外国語のコンテンツに圧倒されています。そのような中でインサイトを得るのは、干し草の中で1本の針を見つけるようなものです」とSDLのChief Revenue OfficerであるThomas Labartheは語ります。「Nuanceとの提携は画期的な出来事といえます。今後協力しあって、企業がこれまで以上の規模でインサイトを取得できるようなツールを開発していきます」
「Nuanceは、層の深いニューラルネットワークと機械学習アルゴリズムを有効利用し、テープ起こしの精度を最適化します」と語るのは、NuanceのEnterprise部門Executive Vice President兼General ManagerであるRobert Weideman氏。「企業がAIを有効活用して複数の言語を話し、理解できるように、SDLと協力していきます」
大量の外国語コンテンツを迅速に翻訳する必要がある行政機関や企業を対象にしているため、この連携は、まもなく施行されるEU一般データ保護規則(GDPR)などの業界規制の準拠にも役立ちます。
Nuance Communications, Inc.について
Nuance Communicationsは、日々の業務や生活にインテリジェンスをもたらす対話・認知型AIのイノベーションにおけるパイオニアであり、リーダーです。同社は、生産性の向上と人の知能の拡大を目的に、人間の言語を理解し、解析し、応答できるソリューションを提供しています。専門分野と人工知能に関する知識を数十年に及び蓄積してきたNuanceは、ヘルスケア、電気通信、自動車、金融サービス、小売などの世界的な業界に属する多数の企業と強力な関係を構築し、その企業の顧客や従業員の体験向上に取り組んでいます。詳しくは、www.nuance.comをご覧ください。
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