RWS Holdings plcは本日、オランダに拠点を置く
Fontoの買収を発表しました。同社は、ミッションクリティカルなドキュメント向けにクラウドネイティブの優れたデータ主導型制作ソリューションを提供しているプロバイダです。Fontoの使いやすいブラウザベースのドキュメント制作環境では、構造化コンテンツの制作やレビューを社内の全員が行うことができます。
FontoとRWSは、「ドキュメントの枠を超えた」企業コンテンツの実現という共通のビジョンを持っています。ミッションクリティカルなコンテンツが、ドキュメントという形式から解放され、デジタル配信や機械/APIでの使用に適したモジュール化された再利用可能な形式で管理されるようになるのです。Fontoのテクノロジーにより、組織内の専門知識を持つエキスパートが、構造化コンテンツの制作やレビューを、これまで不可能だった簡単な方法で行えるようになります。
RWSのChief Executive OfficerであるIan El-Mokademは次のように述べています。「この買収により、構造化コンテンツ市場におけるRWSのリーダーとしての立場が強化されます。Fontoによって当社はパワーアップし、価値の高いコンテンツをチームで共同制作できる管理された制作ツールを提供できるようになります。FontoもRWSも、ライフサイエンスや、製薬、金融など、規制の厳しい業界の特殊なコンテンツ管理ニーズに重点を置いています。このような業界では、コンテンツのコンプライアンスに正しく対応することが必須です」
Fontoチームは、RWS内の独立した事業部門として運営されます。トップは、Fontoの設立者であるJan Benedictus氏とTaeke Kuyvenhoven氏が務め、この組織が迎える新たな章を引き続き率いることになります。「RWSが長期にわたってFontoのパートナーだったことから、ドキュメントの未来と構造化コンテンツの使用に関して共通のビジョンを持っていることがわかりました」とJan Benedictus氏。「RWSの一員になることで、当社の規模や事業範囲が広がり、さらに強固な組織になります。これで、「ドキュメントの未来」を実現するという当社のミッションをさらに追求できるでしょう」
RWS Language Services and Technology部門PresidentであるThomas Labartheは次のように述べています。「FontoをRWSグループに迎え入れることができて光栄です。パートナーとして連携すればするほど、2社の統合が非常に有意義であることがわかりました。両社とも、構造化コンテンツソリューションの導入に関連するROIを最大化できるよう企業を熱心にサポートしています」
Fontoは、RWSとの緊密な連携に加え、同社の最先端コンテンツ制作ツールやレビューツールを自社のテクノロジーに統合している幅広い業界パートナーのサポートも続行します。「Fontoチームは、今後も重要なパートナーの期待に応えられるよう献身的なサービスとサポートを提供していきます。当社のパートナーにはさまざまなマーケットリーダーがいます。これからも皆さんと協力し、幅広い用途に対応する「ドキュメントの未来」を形成していきたいと思います」と、Taeke Kuyvenhoven氏は語っています。