SDL、適応型のニューラル言語ペアを採用した革新的な最新の機械翻訳を発表

SDL Linguistic AI™を通じて容易に言語を調整し、データの機密性とセキュリティを確保しながらニューラル機械翻訳を強化します

Maidenhead, U.K.
6/12/2019 8:00:00 AM

コンテンツの作成、翻訳、管理、配信で世界をリードするSDL(LSE:SDL)は、本日、機械翻訳(MT)における最新の技術革新を発表しました。これは、SDLの機械翻訳に適応型の言語ペアを新たに追加し、企業が個々のプロジェクトや部門、業界に合わせて独自の言語ペアを調整できるようにしたものです。SDL Linguistic AI™テクノロジー「Hai」の採用で実現した画期的な技術革新により、ユーザーは既存の言語ペアを調整して独自の専有言語ペアを作成するために必要な管理性、機密性、自主性を確保できます。 

現在、グローバル企業はニューラル機械翻訳を採用し、ビジネスで重要な機密性の高い大量のコンテンツの翻訳や、電子情報開示、コンテンツインテリジェンスなどに幅広く活用しています。さまざまな部門や業界が関わる特殊な機械翻訳モデルやワークフローを構築するために、データサイエンティストや言語のエキスパートなどから成り、外部のコンサルティングやサポートを利用するチームが必要になることがよくあります。このような場合、企業は機密データを共有する必要があり、それが規制違反やリスクを生む可能性もあります。 

さまざまなシナリオに対応するようにトレーニングできるこの新しい調整可能な言語ペアは、まもなくリリースされるSDL Enterprise Translation Server(ETS)8.4に搭載されます。これは、SDLの機械翻訳ソリューションの一部として、オンプレミス、プライベートクラウド、またはハイブリッドモデルに安全に導入でき、企業のあらゆる翻訳ワークフローをサポートすることが可能です。この柔軟性は、インテリジェント翻訳の時代に必要な幅広い多言語コンテンツへの対応に役立ちます。 

SDLのChief Product OfficerであるJim Saundersは、次のように語ります。「現在、グローバルブランドはコンテンツ集約型環境でビジネスを展開しています。情報を翻訳し理解されるものにする作業は、決して容易ではありません。データのセキュリティに妥協せず、ユーザーによる管理が可能な優れたテクノロジーが必要になってきます。SDLは、ニューラル機械翻訳にこのような新たな技術革新をもたらすことで現場の変革を進め、コンテンツや情報が市場投入期間の短縮や顧客満足度の向上、正確なグローバルインサイトの取得に大きく貢献するインテリジェント翻訳の時代に向けてブランドが準備できるようにサポートしています」 

継続的に学習する環境を提供すれば、ユーザーは独自のコンテンツを使用し、自分のタイミングでトレーニングを繰り返すことで、システムを独自のコンテンツ要件に合わせ簡単に調整できるようになります。今回のようなSDLの機械翻訳の新機能により、すべてのコンテンツをあらゆる市場や言語、デバイスに向けて翻訳できるようになるため、組織は目標をグローバル展開から特定の市場への参入、さらにはオムニ市場への参入へと再定義できます。 

SDL Linguistic AIは、SDLのコンテンツ管理ソリューションや翻訳ソリューションに採用されているテクノロジーです。あらゆる言語でコンテンツのパターンや関係性を見つけ、コンテンツの処理や理解、生成をサポートします。 

詳細については、7月11日16:00(英国標準時間)、24:00(日本時間)に開催されるSDLのウェビナー「For Machine Translation, Adaptability is the ROI Accelerator(機械翻訳において、調整可能性はROIの促進要因)」でご確認ください。このウェビナーでは、調整可能な言語ペアがMTへの取り組みにおいてROIをどのように促進および増大させるのかについてご説明します。

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