コンテンツの作成、翻訳、管理、配信で世界をリードするSDL(LSE:SDL)は本日、SDL Linguistic AITMテクノロジー「Hai」を搭載した業界初のエンドツーエンドのインテリジェント翻訳ソリューション、SDL Language Cloudを発表しました。SDL Language Cloudは、企業が機械インテリジェンスと人間の専門知識を活用して翻訳プロセスを最適化し、自社のグローバルコンテンツサプライチェーン全体で管理、可視性、拡張性を向上するための単一のクラウドベースソリューションです。
コンテンツへのニーズが企業の翻訳能力を上回る中、コンテンツ制作者やローカリゼーション部門、プロのリンギストは常に、複数の言語や形式にわたる大量のコンテンツを短時間で翻訳しなければならないという課題に直面しています。現在、市場に出まわっているソリューションは、いずれもプロセスに関わっているすべてのユーザーのニーズに対応できていません。すなわち、翻訳管理は往々にして手作業を伴い、非効率的であり、ユーザーに多額の費用を強いる現状があるのです。世界で競争するには、現代の企業は市場全体に向けてあらゆるコンテンツを、常に効率的に翻訳する必要があります。
SDLは、広範な言語サービスと堅牢な翻訳管理機能、先進的なニューラル機械翻訳、そして業界で最も広く使用されているCATツールであるSDL Trados Studioを提供する唯一の翻訳ソリューションプロバイダです。またSDLは、27年間にわたって独自の社内リンギストモデルで高品質の翻訳を提供してきており、関係者が個々に抱える課題とその解決方法も理解しています。世界のトップブランドのグローバル展開をサポートしてきた豊富な経験を活かし、SDLは翻訳プロセス全体であらゆるユーザーをつなぐ新たなエンドツーエンドのクラウドソリューションを開発しました。これにより、企業は容易に、多言語コンテンツを短時間で効率的に、品質を落とすことなく作成できるようになりました。
「いずれはコンテンツが自動で作成、整理されるだけでなく瞬時に翻訳されるようになります。当社はお客様がそのような自律型の未来に対応できるようお手伝いしています」と、SDLのChief Product Officer、Jim Saundersは述べています。「高い目標を持つブランドが自社のコンテンツのサプライチェーンを変革できれば、非常に大きなチャンスを掴むことができます。機械で翻訳してから人間が最適化するというアプローチによって、現行の翻訳プロセスからデータに基づいたインテリジェントで継続的なプロセスに移行する - これを実現したい企業にとって、SDL Language Cloudは必須のソリューションです」
SDL Language Cloudを導入することで、コンテンツ制作者やプロジェクトマネージャー、翻訳者、レビュアーは、次のメリットを活かして、目の前の最も重要なタスクに集中できるようになります。
- 徹底したコンテンツ管理:あらゆるファイルタイプをサポート。100以上のコンテンツシステム、ビジネスアプリケーション、ファイル共有ツールに直接統合し、手作業でのインポートやエクスポートの作業が不要になります。
- プロジェクトの作成が容易:シンプルなプロジェクトフォーム、即時見積もり、事前構成されたワークフローにより、プロジェクトをすばやく簡単に作成。
- インテリジェントな翻訳管理:Haiがコンテンツを分析し、翻訳メモリや用語集から機械翻訳エンジンに至るまで言語資産の中から活用可能な最適なものを判断。
- スマートなダッシュボードと通知機能:新しいユーザーインターフェイスで、プロジェクトステータス、エスカレーション、総コストを視覚化。
- Language Servicesが組み込み済み:SDL Language Servicesと社内リンギストチームおよび社外翻訳者で構成される当社リソースにアクセス。
- 高度なニューラル機械翻訳:即時翻訳によって作業の大半が自動化されるため、翻訳者は微妙な言語表現を必要とするコンテンツ編集に集中可能。
- 翻訳者が作業しやすい環境を実装:SDL Trados Studioと完全に互換性があり、翻訳者はこれまで慣れ親しんだ環境で作業可能。
- 企業の拡張性:すべてのボリュームのコンテンツに対応。
- エンタープライズレベルのセキュリティ:最高レベルのセキュリティとデータ保護標準に対応し、セキュリティ対策を徹底。
SDLは先日、Language-Oriented Translation Management Systems(TMS)2019でのCSA ResearchのMarketFlexレポートにおいて、マーケットリーダーとして評価されました。この調査では製品の機能とサプライヤの実力が評価され、SDLは持続可能性の点で最高ランクを獲得しました。これは、SDLの長期にわたる製品価値と市場の期待を継続的に満たすことができる実力が認められたということです。