SDL MultiTransがRelativityOneに対応

企業が顧客体験、分析、電子情報開示、社内コミュニケーションなどにニューラル機械翻訳(NMT)を採用できるようになることが、言語の壁を取り払うことにつながります

Maidenhead, U.K.
10/21/2019 8:00:00 AM

コンテンツの作成、翻訳、配信で世界をリードするSDL(LSE:SDL)は本日、安全性が非常に高い同社の翻訳管理システム「SDL MultiTrans」が、Relativityのクラウドベースの電子情報開示プラットフォーム「RelativityOne」に完全に対応したことを発表しました。専門家による翻訳プロセスと並び、RelativityOneとSDL Linguistic AI™および機械翻訳(MT)を連携させることで、組織は大量の電子情報開示関連ドキュメントや重要な法廷ファイルをすべて1つのプラットフォームで容易に一元管理し、自動で翻訳することができます。 

さまざまな形式、言語、データソースにわたる大量の情報からインサイトを得て管理することは、組織にとって最大の課題になっています。情報を安全に保ちながら、法律関連テクノロジーを拡張して、増え続ける開示対象データに対応するためには、問題がさらに大きくなります。SDL MultiTransとRelativityOneの統合により、これらの多言語の課題に包括的に対処することができ、大量の電子保管情報(ESI)を、RelativityOneから直接、安全かつ効果的にすばやく翻訳することができます。 

「SDLは世界の大手法律事務所20社のうち19社とすでに提携しており、同業界には27年にわたって安全な翻訳サービスやデジタルサービスを提供しています。この他社にはない経験により、企業は山のようにある重要なエビデンスの処理に伴って発生する複雑さや課題に対処することができます」と、SDLのRegulated Industries部門SVPであるChristophe Djaouaniは語ります。「Relativityとの提携により、企業は、数百万のドキュメントの翻訳・分析から重要な契約や法廷に提出可能な文書の準備まで、社内の大部分の法的事項にかかわるあらゆる実務に容易に対応することができます」 

SDL MultiTransとRelativityOneの統合のメリット: 

  • 包括的な翻訳機能:最先端のニューラル機械翻訳(NMT)を、専門家による翻訳と組み合わせることで、翻訳の精度を高めながら、コストを完全に管理して削減できます。ドキュメントは一括でも個別にでも送信することができ、MTで翻訳することも、専門家の手によって翻訳することも可能です。 
  • 自動の言語識別:コンテンツ内の言語とデータセットを自動で検出します。 
  • 言語的支援サービス:大量の自動翻訳で重要な用語が正確に訳されるようにし、また最も関連性の高い原文データが、レビューのためにタイムリーに開示および提出されるようにすることもできます。 
  • ネイティブファイルの翻訳:Relativityでは、Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)、Eメール、PDF、テキストなどのネイティブファイル形式に対応しています。元のファイルの書式設定(表、ヘッダー、スペース、フォントなど)は訳文でも維持されているため、チームは元の原文文書で重要な情報の場所を確認することができます。 
  • 翻訳のカスタマイズ:用語集などを独自に強化することで、サービスによって常に翻訳をあらゆる訴訟事例、コンテンツ、業界に合わせて調整し、翻訳の精度をさらに高めることができます。 
  • 堅牢で拡張可能かつ安全:大量のドキュメントを短期間で翻訳します。SDL MultiTransは、セキュリティを確保するために認定されたSSLテクノロジーを使用し、またオンプレミス型のソリューションによってデータを企業ネットワーク内に留まらせ、情報漏えいを回避します。 

組織の翻訳およびローカリゼーションプロセスのあらゆる面を安全に効率化して強化する業界トップの翻訳管理システムであり、プロジェクトマネージャーと翻訳者は、迅速かつ非常に効率的に、また最高レベルの基準に沿ってプロジェクトを完了することができます。SDL MultiTransは、SDLの優れたMTエンジンと統合します。このMTエンジンは、さまざまな業界のMT開発者、MTに精通した言語エキスパートや翻訳者との緊密な連携によって進化を遂げています。ロシア語や中国語(簡体字)、韓国語など、世界で最も難しい言語を含む122か国語で翻訳を提供できます。 

「SDL MultiTransがApp Hubに登場する今は、組織がより革新的で有益なクラウドソリューションを導入しようとしている時代です。翻訳プロセスを促進する機能により、顧客はさらに余裕を持って、訴訟事例にかかわるより重要な業務に集中できるようになります」と、RelativityのStrategic Partnerships部門Director、Drew Deitch氏は述べています。「RelativityOneにおける統合は、常に変化する顧客のニーズに対応するためにソリューションを進化させることにSDLが献身的に取り組んでいることを示しています。次にどんな開発が行われるか待ち遠しいです」 

RelativityOneは、セキュアで運用しやすいクラウドの電子情報開示プラットフォームで、あらゆる訴訟や調査のニーズに合わせて拡張することができます。Relativity App Hubは、SDLなどのパートナーのアプリケーションが90種類以上を提供しており、ユーザーは電子情報開示プロセスのさまざまな段階で独自のワークフローに最も合ったソリューションを選ぶことができます。また、電子情報開示以外のデータの課題も解決できます。SDLはRelativityOneの最新リリースをサポートし、今後のリリースについても引き続き、お客様にできるだけ最高のサービスとサポートを提供してまいります。 

編集者の方へ: 

SDLの名称とロゴ、およびその他のSDL製品名とサービス名は、SDL plcおよび/またはその子会社の商標であり、その一部は登録商標である可能性があります。 

Relativityについて
Relativityは、ユーザーがデータを整理し、真実を見出し、それに基づいて行動するためのソフトウェアを開発しています。世界中の数千にのぼる組織が、当社の電子情報開示プラットフォームを利用して大量のデータを管理し、訴訟、社内調査、コンプライアンスプロジェクトでの主な問題をすばやく解決しています。Relativityは40か国以上に180,000人を超えるユーザーをかかえ、取引先の組織には、アメリカ合衆国司法省、70社以上のFortune 100企業、Am Law 200に選ばれた198社の法律事務所が名を連ねています。RelativityOneは、安全かつ包括的なSaaS製品にRelativityのあらゆる機能を搭載しています。Relativityは、Chicago TribuneのChicago's Top Workplacesに8年連続で選出されています。Relativityへのお問い合わせはsales@relativity.comまで。詳しくは、http://www.relativity.comをご覧ください。

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